弊社の原点は、昭和51年に代表者が個人事業として始めた自動販売機による飲料販売にあります。

それから8年後の昭和59年、株式会社自動サービスを設立し、東洋通信機株式会社(現・NECマグナスコミュニケーションズ株式会社)製の自動券売機の販売を本格的に開始いたしました。

当時の「券売機」は、まだ学生食堂に限られた設置が主流で、現在のように飲食店や公共施設に広く普及している状況ではありませんでした。

この頃の日本社会は、高度経済成長期から安定成長期へと移行する時代背景にあり、

社会全体で省力化・効率化の動きが急速に進んでいる頃です。

何かと人の仕事を肩代わりしてくれる機械は注目を集める存在と言えました。

たとえば:

・工場における産業用ロボットの導入

・オフィスでのワープロ・ファクシミリ・コピー機の普及

・生活家電の自動化・高性能化の進展

など、さまざまな分野で「人手に頼らない仕組み」が求められ始めた時期であり、

特に、バブル経済の前段階に差し掛かる中で、

人手不足労働時間の短縮といった社会的課題が背景にはありました。

そこで、まさに券売機という存在が地域の生産性向上と効率化に寄与できると考えたのです。

弊社は券売機を地域密着型の営業活動を通じて、お客様が安心して運用できるよう、

メンテナンスを担う技術部門を設置し、アフターサポート体制を強化して広めてまいりました。

地域に根差した営業活動と運用のメンテナンス支援を展開していく中で、

券売機は「未来的で便利な機械」として注目され、九州全域から山口・中国地方まで導入が進み始めました。

こうした時代の流れの中で、

券売機をはじめ、レジやシステムなどの省力化機器の提案と運用支援を通じて、

九州全域の効率化社会の進展を支える一翼を担ってきたと自負しております。

これまで、個人店様から企業様まで幅広いお客様より、

「地域社会の効率化と現場の未来を支える、自動化社会のパートナー」として、

高い評価をいただいてまいりました。

創業以来積み重ねてきた現場の知恵と経験を大切にしながら、

時代の変化を柔軟に捉え、

お客様一人ひとりの現場に寄り添い、

新しい価値を創造していく――

これこそが、私たち自動サービスの掲げる『温故知新』の精神です。

 

 

※写真は昭和63年ごろの初代社屋完成当初の写真。

現在は3代目社屋を福岡県糟屋郡新宮町に構える。

お問い合わせ・資料請求は弊社HPより https://jido.co.jp/contact/